戦士の誇り

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  …EF2000は期を逃したのか発砲はしなかったみたい…   「ぎ、ギリギリ…!」   「けど奈美恵、まだ後ろに来てる!」   発砲こそしてこなかったものの、相変わらず絶対的に有利なポジションについているEF2000!   「…ふふ、これでいいのよ」   「な、何言ってんのよ奈美恵!」   「勘違いしないでね翼…。ここから反撃開始よ!!」   「反撃開始って言ったって、アイツはあたしらの真後ろにいるんだよ!?」   この機の装備の機銃やミサイルももちろん前にしか発射出来ない。しかしアイツがいるのは真後ろ。反撃なんて―――   「そこがポイントなのよ。…いい?これからやることは少しリスキーよ。今度こそ私の言う通り動かしてね?」   「う、うん!!」   奈美恵がここまで確信を持って言っているんだ!何か策がある!! だったらあたしはあたしに出来ることをするのみ!!     「それじゃあ、勝利と敗北とは背中合わせだってこと、わからせてあげましょうか!少し荒っぽくいくわよ、翼!!!」   「了ぉ解っ!!!」     さぁ、いざ勝負!!!
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