戦士の誇り

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(なんだ…?) 正にトリガーを引くという瞬間、突如目の前のイーグル後部より白い雲の様な物が発生し男は指を止めてしまう。 その刹那―――!! 「――うわぁっ!!?」 突如、目の前の空間が爆ぜ視界一杯に炎が広がる! 男は反射的にスティックを握る腕を引き込む様に倒し込み左上方へと機体を飛ばし炎を回避する。 「な…何なんだ畜生!!」 一度怒鳴った後、一度大きく息をすい気持ちを落ち着かせる男。 (…何がおきた? ヤツの機体が吹っ飛んだってのか…?いや、それにしては爆発が小さすぎる…… 俺の機体は?何か問題は……) ビーーッ!! 突如コックピット内に鳴り響く警告音!! 素早く原因を調べた男は驚愕した。 「ミ、ミサイルアラートだと!?馬鹿な!!」 いくら急な事だったとはいえ少々取り乱し過ぎていた……後悔しながらも素早くチャフを散布し右へバレルロール。 緊急回避を行ったとはいえ降下したイーグルに付き合った分、機動するのに十分な速度は稼いでいる。
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