戦士の誇り

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  20XX年、春 茨城県 百里空港―― まだ冬の寒さが残り肌寒かったその日のことは、今もはっきりと…まるで昨日のことのように鮮やかに思いだせる。 当時中学生だった私、天香芥 翼(あまかけ つばさ 女ですよ)は、特に将来の夢もなく、退屈で平和(実際、世界も平和でした)な毎日を過ごしていたんです…… それで、そろそろ将来の進路を考えなければならなくなったある日、父に航空会社主催のアクロバットショーに連れていかれたの。 ……今思えば、あの日父に連れられて出掛けなければ今私は何をしていたのだろう? ……まぁ、きっと退屈で平凡な日々を送っていたんだろうなぁ……(笑) ともかく、私はそこで運命的な出会いをしてしまったのですっ!  
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