戦士の誇り

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  あれから5年――― 茨城(百里)空港上空3500m、大和航空所属、F-15DJ機内 「百里コントロール、こちら大和4-3。着陸を許可されたし」 『こちら百里コントロール、今は茨城コントロールだがな(笑)おかえり大和4-3、着陸を許可する。』 「大和4-3、了解」 「中村さん、ただいま!」 『相変わらず元気いいな(笑) 天香芥、着陸で転けるなよ』 「わかってますって!」 「翼、お喋りはとりあえず降りてからだよ」 「はいはい、わかってますよ~」 「だったらホラ!左に90度旋回、高度下げる!」 「はい了解」 そう返事をして左へ旋回降下、スロットルを絞りエアブレーキを開く。 機速が落ちる、フラップ・ダウン、続いてギア・ダウン―― 「大和4-3、ランウェイ・インサイト!ファイナル・アプローチ、ゴー!」 「300……200……150……降下速い、少し機首上げて」 操縦桿を引き機首を上げ、少しスロットルを開ける―― 「100……50……25……タッチダウン」 キュキュッ! というギアの接着音と共に着陸。 『OK、大和4-3。ナイスランディングだ天香芥』 あれから5年、私はあの空へと羽ばたいています!!  
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