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『大和4-3、まだ後ろがいるから早く滑走路を開けてくれ』
「はぁ~い」
そう言って十分減速した後に滑走路脇のタキシウェイに機を持ってき、ハンガーに向かいます――
……あ!
機体をハンガーまで持っていく間に今の世界についてちょっと説明しますね(笑)
国連により軍縮が決定してからですが……当然、日本の自衛隊にも軍縮の波が押し寄せました。
すると必然的に国家予算からは自衛隊への資金は減っていきます。
そんな状態ですから、自衛隊では維持仕切れなくなる機材や施設が年々出てきますよね。
そこで!
どうせいらなくなったものならば、ということでそれを別事業に活かそう!という動きが出てきたのです。
その先駆けとして動き出したのが日本一、そして世界でも十本の指に入る大手航空会社、大和航空であった訳であります。
大和航空は早速、自衛隊から漏れた戦闘機を安く買い叩きそれで自前の曲技飛行―アクロバット―チームを開設、自社の宣伝に当てたのです。
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