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「てめぇ!何しやがる!!!」
青年の胸ぐらを掴んで怒鳴った。
ボスは何かを伝えたそうにしていたが、青い光が体を包むと、どこか満足げに消えていっていた。
「何しやがる、って、君の仕事ってさっきのでしょ?」
平然と青年は言った。
返す言葉がなくて、ゆっくりと手をはなす。
まてよ、なんでこいつ、死神しか出来ないことを―――
まさか
こいつも死神!?
いや、ありえない、、、。そんな話、、、。
ユノの顔が思い浮かんだ。
ハッとすると、青年は出ていこうとしている。
「おい、待てよ!」
「なに?」
青年は振り向く。
ギクッとするほど、その目に光は無かった。
「オレはこの組織の奴等を還さなきゃならない。
逃げるなよ。」
「・・・・。」
青年は黙りこむ。
「悪いがこっちも仕事だし、返事がどうであれ、還ってもらう!!」
刀をだし、青年に走りよる。
その瞬間
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