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「なーんーで、俺が武術指導受けなきゃいけないんだよ!!」
レンは持っていた木刀を投げ出した。
あっはは、と佐和さんは気にする様子なく笑う。
「お前もな、きっっといつか必要になるって!」
意味分からねぇ。
必要ってことは、戦うってことだろ?死神だけじゃねぇか。
レンは心の中で首を傾げる。
「さっ!次!」
相変わらずの兄ちゃん笑顔で、佐和は木刀を持ち直した。
仕方がなく、レンも木刀を拾って構える。
まぁ、いいか。
アミへの言い訳になるだろ。
もちろん、レンは仕事サボり中である。
誤解を招かないように言うが、天使全員がサボっている訳ではない!
いや、悪魔よりも仕事熱心でないものが多いのは事実だが、しっかりと仕事はこなしている。
レンのサボり度合いが異常なだけだ。
剣道か、、。
昔もやってたな。
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