もしかしてAre you FLOW?

4/11
104人が本棚に入れています
本棚に追加
/137ページ
「おかえり。なにか分かった?」 帰ってすぐにユノが言う。 いつもの笑顔だが、薄い。 「あら、今回はあまり怪我してないわね。強くなったんじゃなーい?」 救護のラムも一緒にいた。 ラムはユノと違って曇りない笑顔だった。 「だろ?!」 得意気に自慢しとく。 「でもまぁ、まだまだね。 はい、ここ座って!」 ラムに言われた通り、椅子に座る。 ラムが治癒してくれる。 「ユノ、なんか変だったな。知ってるんだろ?!」 気になっていた。 ユノなら何か知ってるだろう。 「うん。おかしいんだよね。僕もよく分からないから、調べてみるよ。 ・・・色々勘ぐっても仕方ない。しーちゃんはいつも通りの仕事をしてて。」 ユノの笑顔が薄く感じるのは、ユノが大分疲れてるせいみたいだ。 「分かった。」 疑問はかなり色々ある。 でも、これ以上ユノを疲れさせたくない。一応まだ子供だ。 オレなりのルートで調べるか! オレなりのルート・・・つまり-死神の極意-だ。
/137ページ

最初のコメントを投稿しよう!