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「おかえり。なにか分かった?」
帰ってすぐにユノが言う。
いつもの笑顔だが、薄い。
「あら、今回はあまり怪我してないわね。強くなったんじゃなーい?」
救護のラムも一緒にいた。
ラムはユノと違って曇りない笑顔だった。
「だろ?!」
得意気に自慢しとく。
「でもまぁ、まだまだね。
はい、ここ座って!」
ラムに言われた通り、椅子に座る。
ラムが治癒してくれる。
「ユノ、なんか変だったな。知ってるんだろ?!」
気になっていた。
ユノなら何か知ってるだろう。
「うん。おかしいんだよね。僕もよく分からないから、調べてみるよ。
・・・色々勘ぐっても仕方ない。しーちゃんはいつも通りの仕事をしてて。」
ユノの笑顔が薄く感じるのは、ユノが大分疲れてるせいみたいだ。
「分かった。」
疑問はかなり色々ある。
でも、これ以上ユノを疲れさせたくない。一応まだ子供だ。
オレなりのルートで調べるか!
オレなりのルート・・・つまり-死神の極意-だ。
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