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-死神の極意-
-初代の巻
-二代の巻
-三代の巻
-四代の巻
と先代たちの記したものを読んでいた。
内容は日記のようなもので、几帳面な二代目は毎日記してあったり、四代目なんかは月に一度、しかも恐ろしく字が汚かったり、かなり徒然なるままにだ。
あ、ちなみにオレは五代目な!
全部読み終わったのだが、まったく二人目の死神がいる、的なことは書かれていない。
三代目に至っては、神へのイタズラ日記だ。
読んでて楽しいけど。
「あーもう、ぜんっぜんじゃん!」
回転椅子に背中をもたれて、叫んでいた。
クルクルと椅子で回って考える。
二人目の死神・・・・・・まずあいつは死神なのか?悪霊は同胞を殺せるのかもしれない。いや、死神じゃないかもな!
ユノの言葉を思い出す。
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