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尊皇攘夷という言葉が日本中で囁かれ始めた時代。 本州の果て、陸奥と呼ばれる南部藩でも“攘夷派”と“開国派”がしのぎを削り合っていた。 藩を二分する政争は、とうとう人斬り沙汰にまで及び、文字通り血で血を洗う戦いに発展したのである。 後の人は、この時期を“狂気の時代”と呼んだ。
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