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この超未来では人々はアリのように働く。
そして年老いても、まだ働くか施設と呼ばれる監獄で生かされるだけの生活をするのである。
もしくは、子供達と静かに気をつかいながら生きるか、一人寂しく財産が朽ち果てるまで生き人生を終える。
彼等はそんな夢も希望もない寂しい生活をおくる。
さらに、子供達は生まれる事すら制限され、
生まれたら生まれたで欺瞞に満ちた学生生活をおくるか、
世間的には評価されないが自分らしい生き方をする生活。
そして、そこで生き残った者は社会の歯車となり生かさず殺さずの生活を強いられるのであった。
我々の現代では想像するのすら困難な世界!
恐るべし超未来!
人々は毎日を本当にそれで楽しく生きているのか?
人々は不平不満を何故言わない!
ただ周りに準じて生きる事は楽であっても、幸せと言えるのか?
本当にそんな社会で良いのか!
しかし、彼等は今日もアリのように働く。
アリのように、特定の者だけが甘い汁を吸い、その他大勢は年老いても働かされるのだ。
だが、その特定の者ですら幸せではない。
その者には常に欲という魔物に支配されているのだから。
ああ。素晴らしきかな超未来。
自然をも破壊し、同じ地上の生き物達をも自分達の都合で死に追いやる、超未来。
そんな超未来の夢を見ました。
そして、その日は今の世界に感謝し、この幸せな生活を心から嬉しく思いました。
終わり
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