聖闘士星矢

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━━━それだけ、好きだった…  そう言って、穏やかにミロは笑っていた。 『誰の事…言ってるんだ?』 『んー…当ててみれば?シュラ』  相変わらずの口調で、ミロは自分の頭上で本を読んでいる、シュラに言った。  シュラは、少し呆れ気味で…思わず、本をそのまま、ミロの頭に落としてしまいたかった。 『……鈍感』 『…は?』 『シュラは鈍感だよ。ホント』  聞こえるか、聞こえない程度で話したミロに、おもいっきり残念そうな顔をされている。  そして、大きめの声で、鈍感と…シュラは馬鹿にされているのだけは、解ったらしい。 『…俺のどこが…』  話始めようとした瞬間だった。  シュラの目の前にミロ顔があった…。  それは必要以上に近い。  残り、数センチで…唇は触れそうで…。 『ミロ?』 『ん?』 『本が読めないんだが?』 『…黙れ』 『は?』  そう、シュラが怒りを込めて、ミロに言うと、ミロはそのまま、シュラにキスをした。 『………////おまっ、何!?』 『だから鈍感って言ったんだよ。阿呆山羊』  キスのあと、ミロはシュラから離れ、背を向けていた。  そのまま、ミロは『じゃあナ』と言って、去っていく。  シュラは、思わず唇に触れて、顔を真っ赤にした。  そのまま、シュラは…ソファーに凭れ、顔を上げ、天井を見上げていた。 『キスの後ぐらい…気の利いた台詞言いやがれ、あのバカシュラ』  帰りがけ、ミロは顔を真っ赤にして天蠍宮へ帰って行った。 END *************** ヘタレなシュラを好きな、少し積極的受ミロ シュラミロ『気付いてよ』
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