思い出

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七五三の君は… 夕方近くだっただろうか? 君はお母さんに連れられて僕の家にやってきた 夢を見ているようだった… 少し照れながら 藤柄の着物姿に身を包み 普段では見られない お化粧に髪型をしていた… あまりにも可愛い姿に 僕は思わず顔に火が点た すかさず、かあさんの後ろにかくれたっけ 本当に綺麗だった… 僕は今でも鮮明に覚えているよ… 自分の気持ちに気が付いた日だったんだ…
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