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「一緒にお風呂はいろ」
言われるがまま、あたしはツヨシくんについていった。
バスタブの中でツヨシくんの胸に体を預けながら一緒にテレビを見る。
時々彼は後ろから胸や脚を触ってくるけど、あたしは何も言わずにぼんやりテレビを見ていた。
あの人はどうしてるかな。
次に会えるのは水曜日。
あと四日か。
誰とセックスしても、あたしの心はあの人にしかときめかない。
あぁ、ダメだダメだ!
あたしはツヨシくんの方を振り返り、自ら彼の唇に触れた。
確かめるように、何度も。
「ヒカリちゃん、俺と付き合わない?」
「ん~?」
イエスもノーもなく、あたしはそのままキスを続けた。
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