1章

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 確実に危険だ。  『彼ら』の決定事項によって一族全員とその時来た魔法使いが激突した。  勝負は互角。  次々と石化していき、古の獣たちによって倒されていく魔法使い。『彼ら』は死へ導かれ、仲間は生へ導かれていった。  敗北の危機を感じた『彼ら』は強硬手段として『死の呪い』の魔法を使い次々と村の住民たちを殺していった。  5歳の子供と産まれたばかりの赤子を抱いた数人の村の住民は『闇の森』を走っていた。  幅だけでも3メートルはあると思われる巨木の前に来た時、住民たちは立ち止まり辺りを見回した。  ここまで来れば大丈夫だろう。そう思ったとき、閃光が一人の住民にあたり、死んだ。  周囲を取り囲まれる。
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