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「って、言うことがあってさ…。」
「た、大変だったな…。」
今、話しているのは石川 道(いしかわ みち)。俺と同級生だ。去年は色々あったんだけど…、まぁ、結果的に上手く行ったんだから、本当に良かったと思ってる。
「もうダメだ。道、助けてくれ。」
「無理。とりあえず骨は拾ってやるから安心しろ。」
そんなことを話していると、電話が来た。
「げ…。姉ちゃんだ…。」
無視すると、後でまずいことになるので出る。
「あ、もしー?秋人ー?」
「なんだよ、姉ちゃん。」
「今日、買い物行くから、付き合うのよー?」
「はぁ!?ちょっと待て!待つんだ、姉ちゃん!」
まずい。姉ちゃんの買い物に付き合って嫌な思いをしなかった試しが無い。
「そもそも俺、部活あんだよ!」
「終わった後でいいわよ。」
「あぁーえっと、遊ぶんだ…。そう、部活が終わった後友達と遊ぶんだよ!」
「…、誰とよ?」
姉ちゃん…、なんか声が怖いんすけど!?
「み、道だよ!」
隣にいた道が、はぁ!?なんて声を出していたが、無視だ。
「ふーん、道くんね…。どこで遊ぶかは知らないけど、帰りが遅くなっちゃダメよ?」
「わ、わかったから!切るぞ!?」
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