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「ん?なんだ道。」
「えーと、その…。負けた方が、その…。明日、勝った方のいいなりってのはどうだ…?」
「はは!いいね!じゃあ明日は小春さんの前で全裸だな!」
ふふ…。これは好都合。さっき手合わせして、道の実力はわかった!明日は惨めな思いをさせてくれる!
「あー、それは無いから安心しなってさ…。」
「ん?まぁ、いいや。やるぞー。」
その時、俺は気付くべきだった。道の様子があまりにも変だったことに。
「え、ちょっと…、うわぁぁぁ!?」
結果は俺の惨敗。おかしい…!まさか、さっきは力を抑えていたのか…!?
「ふふーん。まだまだねー。」
こ、この声は…!?
俺は向かいの台を見ると…!姉ちゃんがいました…。
「ね、姉ちゃん!?」
「まだまだねー。弱すぎ。」
「す、すまん。秋人。さっきお前の姉さんが来てさ…。」
…、
『あ、道くん。ふふ…、ちょっと代わってくんない?』
『あ、でも…。』
『ちょっとさ、負けた方が、明日、勝った方のいいなりな。って、言ってくんない?』
…、
「そんな…。」
がっくりうなだれた。はい、もう訳が分かりません。
「明日、楽しみだなー!」
「明日…、姉ちゃんのいいなり…?うわぁぁぁ!!」
「あ、秋人!?しっかりしろ!!」
誰か助けてくれぇぇぇぇぇぇ!!!!
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