case 1

15/52
前へ
/67ページ
次へ
「じゃあ、お言葉に甘えて…」 私はバイトのことをすっかり忘れて頷いた。 「よかった! あそこのお茶すごく美味しいの!」 そう言って、 百合さんが嬉しそうに歩き始めた。 その少し後ろをちょこちょこと追いかけるように私も歩いた。 □ □ □ 喫茶店に入ると 百合さんはアップルティーを二つ頼んだ。 「なんでアップルティーなんですか?」 私は不思議に思って尋ねた。 定番でいけば紅茶なのに…。 いや、 アップルティーも好きだけどね?
/67ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加