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「草ちゃんひどー…」
私は草ちゃんを冷たい目で見て言った。
「だってアレ、嘘じゃん?」
草ちゃんが当然だろ、と
言わんばかりに肩をすくめた。
「…へ?」
私はイマイチ状況が飲み込めないでいる。
「あの人さ、よく来るんだけど…ああ、葉子がいない時にな?
妄想っつぅか、幻覚っつぅか、それでよく勘違いで事件をでっちあげちゃうんだよねー」
診療内科に通ってて、この辺りじゃ有名だよ…と草ちゃんはつけ加えたけれど
私には
とても信じられなかった。
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