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「人工?なんで?」
美希は拓也に聞くと
「だってそうだろ?滑走路や灯台、しかもサイレンだ。おかしすぎるだろ」
拓也は身振り手振りで美希に熱弁をするとそれにおされたのか美希は
「そうなのかな…」
と呟いた。横にい竜が
「それより…なんでこんな事あいつらするんだ。」
竜は全員が疑問に思っていた事を口にだして言った
「そうそれなんだ…こんな事をしてなんのメリットがあるんだ・・」
拓也は眼鏡を押し上げてずれた所を元にもどした すると、怠が呟く様に
「人体実験…無人島…しられたくない…まさか…ウイルスてっいってたろ?」
怠がさっきサングラスの男がいった言葉を覚えているか四人に聞くと ああ と当然返事は返ってきた
「俺の予想だけど…テロじゃないか?日本にあいつらもどこと無く日本人じゃなかった。サングラスをかけてたから分からないと思うけど」
怠がそう言うと拓也は目を見開き
「それだ!絶対だ!テロだ…!」
しかし、理由がわかったとしても何かおこる事はない…無意味な考えだ。
そして、そうしているうちに日が落ちてきたのだ
そして、最終的には日没し明かりは月光しかなかった。すると、灯台が光だしライトが森を照らしはじめた。
「なぁ…サイレンならないな」
と竜が呟くと怠は月をみながら
「ああ」
と呟いた。
「もしかすると!ドッキリかも!」
美希が場を明るくさせようとしたのか冗談を言うが
「…」
今の四人は絶望に近い不安におちていたのでそんな冗談にはのれなかった。
しかし、次の瞬間だった。
ウウウゥゥゥゥゥゥゥ!!!!
とサイレンの音が森に鳴り響いたのだ。
5人は一瞬ビクッとしたが怠はまた気をとりなおし
「いこう」
そう怠が言ったが 四人は
「馬鹿何いってんだ!こんな時は他力本願だ。下手にうごいて死ぬよりましだろ?」
竜はサイレンがなっても冷静だった。しかし、それに比べ怠は足を揺すりはじめた。
「お兄ちゃんやめなよ」
妹に注意されるとますます苛立ちがたかまりさっきより足の揺すりが速くなった
由希はこれ以上なにも言わなかった。これ以上言ったら兄を刺激すると思ったからだ。
しかし、この他力本願がすぐに打ち消されるとはしるよしもなかった。
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