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それだけの覚悟と危機感があったからだ。
そして、一斉に6人は崖から勢いよく飛び出した。
「ウワァァァァァァァ!」
6人は一瞬空中で静止するが 6人はまた一気に海のある方へ落ちていった
「ウァァァァァアアアアア!!!!」
そして、6人のからだは海面上に叩き付けられ水中へと沈んでいく
そして、本の数秒経つと6人は息を乱しながら海から飛び出した
「ぶはぁ!ゲホッ…はぁ…はぁ…皆!いるか!?」
流石に怠でさえ息を切らしていた。しかし、一目散に心配したのが他の5人だった。
「ああ!」
と返事が横から後ろからと大丈夫だと返事が聞こえてきたので怠はひとまず安心して沖へと向った。
「ゲホッ…はぁ…はぁ…」
怠は周りが崖に囲まれた砂浜に上がると腰を下ろし乱れた息を整えていると後から竜、由希、美希、拓也、憲二という順番で砂浜へと上がってくると
怠が
「由希大丈夫か?」
「うん…大丈夫」
由希そう言うと優しく微笑んで見せた。
すると、竜が辺り一帯を見回し
「此所どこだ?」
と怠に聞くが 怠は横にゆっくりと頭を振るすると、拓也が
「まぁ…幸いあそこからまた島に戻れるな」
拓也が指を指す方向には島へと続く道が細くポツンとあった。
怠は上空を見上げると
ウウウゥゥゥゥゥゥゥ!
「はぁ…」
サイレンの音を聞くなり怠のモチベーションが下がってくると 由希が
「お兄ちゃん!絶対帰ろ!」
兄のため息をみた由希が気遣ってかそう由希が励ましの言葉を怠に言うと
怠もその優しさに気遣い笑顔で微笑み
ああ、絶対帰ろうな
と返事をかえしたのだった。
そして、6人はある程度休憩をするとまたサイレンを止める為あるきだしたのであった。
「はぁ…はぁ…」
6人は無事島に戻れたもののまだ、海に飛び込んだ体力が消耗しているのか6人は息を乱しながら森を歩き回っていた。
「あー…しんど」
思わず竜が口走るが5人は怒る身振りも起こさなかった
それもそのはず
吸血鬼に追われた 疲労 その吸血鬼の追われから開放された緊張感 の疲労 そして、海への飛び込み
死ぬもの狂いで走った6人は一つの危機感を越えたがこの先まだまだ
危険がある
いや…さっきよりも危なくなるだろう…
確実に飛行機の乗客の数は減って行っているのだから
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