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そのころ怠は
「でなにするの?」
と林田に聞くやいなや
「タイム記録を参考にさせて欲しいんだ。」
林田はストップウォッチをちらつかせながら言うと怠は
「よしっ…まかせ」
そう言うと準備運動を始め。まずは手首、足首とグルグルと回し次にアキレス腱を伸ばして準備運動は終わった
「よしいつでもいいぞ」
と怠が言うと林田はいきなり
ヨーイとピストルを空にむけてセットしたので怠はすぐさまクラウチングスタートの構えになった。そして、パンッ という音と同時に 怠は走りだした。
「オラァ!」
怠は必至で 手を振り足も自分の3倍はかかるとも言われるのにそれをまったく感じさせない速く優雅な走り方だった。
そして、ラストスパートになってくると今まで以上のスピードになり脚はピンッと最後まで伸びた。そして、勢いよく最後に力強い脚を地面に叩きつけ白線を踏んだ所でフィニッシュ
「タイムは?」
怠の息はまったく切れておらず、そして、問題のタイムをきいてみると
「おうばっちし!百m走10秒12ありがとな」
林田はストップウォッチを怠の目の前に出すと礼を言って、三千円を手渡した。
「サンキューじゃぁ」
そう言って怠は3人がいる場所へと向った
「ただいまぁ」
汗をふきながら怠は3人の目の前に現れた
「よぉ~かえろぜ~」
竜がカバンをもち校門の方に指をさすと怠はああ、と言ってイスに置いていたカバンを持ち先に校門の方にむかった3人の後に続いていった。
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