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「おい」
「ああ」
とさっきの怪しげな男達が急に立ち上がったのだ。怠の他は全員寝ていて怠はその一部始終をみていた。
(でもこの人達本当マフィアじゃないのか？)
と怠は心でそう思いながらも極力その男達と目を合わせないようにしていた。
すると、一人はスチュワーデスが控える部屋へと向った
怠は 何か用があるんだろうと気にはしなかったものの 30分たっても帰ってこなかったので多少不安が芽生えてきた十分置きに来るはずの機内サービスまでもがこないので控えている場所まで行こうと思ったが何か悪い予感がしたので怠は静かに座ってまつことにした。次の瞬間だった。
パンッ!という銃声音がスチュワーデスが控える部屋から聞こえてきたのだ。他のお客 達や怠を含めさっきまで眠っていた人達まで奥に注目があつまった。
全員に緊張が走った…もしかすると…
いやそんなことは思っちゃいけない只の勘違いだと怠はそう自分に言い聞かせるが心のどこかではハイジャックという文字が駆け巡っていた。
ｶﾘｯ…
怠は落ち着かせようと親指をかみ始めた。すると、よこにいた由希がそれをみかねて
「お兄ちゃん…」
とつぶやいたので
「大丈夫…」
と怠はﾆｯｺﾘと優しく微笑んでみせた。
しかし、そんな希望はすぐに打ち消された
また銃声音が二回 …いや三回とハッキリと聞こえてくるのだ。
そして機内アナウンスがかかった
(この飛行機はｼﾞｬｯｸした命がおしけりゃ黙って座ってろ)
冷酷な声で淡々とそのばすませ 男はついに操縦室へと入っていった。
操縦室にて
「おいうごくなよ」
と男は銃口を機長の頭に押し当てると
「今から言う事をやれ…あと十分したら滑走路がある島があるそこに降り立てわかったな…」
と機長に銃口を押さえ付けながら言ったのがあだとなったのか機長は黙りこんで頭が真っ白になっていた。
「死ね」
男は引き金を引きパンッという音と同時に機長の頭から大量の血が噴き出した。すると、男は機長の死を目の当たりにし震えが止まらない機長のパートナーに
「おい」
と声をかけるが返事はなかった。そして、もう一度呼ぶと 我に返った様に
「はい…!」
と情けない声で返事をかえすと 銃口をむけている男は
「操縦しろ」
と命令を下した
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