キュルキュル。

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A、B、Cという仲のいい三人組がいました。 ある日、Cから電話が。 「俺の別荘に遊び来いよ。」 A、Bは喜んで行きました。 その日の夜。 別荘に電話がなりました。 そしてCが言いました。 「俺、昼にこっちの娘ナンパしてここの電話番号教えといたんだ。たぶんそいつかな?」 A、Bは「なんだよ~お前だけずるいぞ~」なんて羨ましがりました。 C「もしもーし」 電話の向こうからは 「あなた……キュルキュルでしょ」 と。 「えっ?」 Cは昼間の娘じゃないとわかるとガッカリしました。しかし電話の向こうではずっと 「あなた…キュルキュルでしょ」 「あなた…キュルキュルでしょ」 「あなた…キュルキュルでしょ」 と言ってます。 「あなた…キュルキュルでしょ」 C君は気味が悪くて電話を切りました。 A「どーしたんだよ?」 C「なんかさ、ずっと あなた…キュルキュルでしょ、って言ってんだよ。なんかテープの早送りのような。」 B「なんだそれ?誰かのいたずらだろ。」 特に三人は それを気にすることなく、A、Bは 一泊しました。 Cはまだ別荘にいる、というのでA、Bは先に帰りました。 二日後。 Cが死んだ、と聞きました。 ↓ ↓続く
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