ヨカッタナ

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その日 俺達は数人で 先輩の家で飲んでた。 しかし みんな次の日も 学校があるから、仕事があるから、と終電前に 先輩の家を出た。 数分後… 俺は先輩の家に財布を 忘れてきた事に気づいた。 そのまますぐ先輩の家に向かった。 まだ 解散してから数十分しか経ってないから 起きてるだろう、と 先輩の部屋のインターホンを押した。 …返事がない。 まいったなー、と思ってると ドアが少し開いてる事に気づいた。 「せんぱーい。財布忘れたんで取りに来たんですけどー」 返事はない。 部屋の中は真っ暗だった。 やっぱ 寝たのか、と 思いながら部屋の中に入る。 ベッドを見ると人影が 見えた。 あー やっぱ酔って 寝ちゃったのか、と思い財布を捜す。 しかし暗闇なので なかなか見つからない。 電気をつけよーかと思ったが 先輩を起こすのもかわいそうだ、 と思ってたら見つかった。 「じゃ…帰ります。戸締まりはちゃんとした方がいぃですよー」 寝ているだろうが、一応言っておいた。
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