ヨカッタナ

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次の日。 学校に向かおうとしていたら先輩のアパートに ひとだかりができていた。 そしてパトカーも。 ただごとじゃない雰囲気は一目でわかった。 俺は近くの警官に聞いてみた。 「あの…何があったんですか?」 「ここに住む○○(←先輩)さんが死体で見つかったんだ。」 「ええっ!!そんなバカな‼だって昨日の夜まで僕ら一緒にいたんですよ‼それがそんな…」 「夜まで一緒だった⁉ならちょっと部屋まで一緒にきて何か昨日と違うとこがないか確認してくれないか?」 「え、えぇ。いいですけど」 部屋の中に入った。 先輩はベッドの上で 血塗れで死んでいた。 その 格好は昨日の夜、 見た姿と同じだった。 一人の警官が近づいて 言った。 「壁に妙なことが書いてあるんだ。被害者は即死だっただろうから犯人が書いたものだと思うんだが…キミ、何かわかるかね⁉」 そー言うと警官は壁を 指さした。 そこには こう書いてあった。 [電気つけなくてヨカッタナ] 犯人もあの時、あの部屋の中にいたんだ… あの時 電気をつけてたらベッドの上の死体は 二つになっていたかもしれない… 終
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