ネカマな男

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そんなやりとりをしながら、時が流れていった。 ある日、マナからのメールに マナ「亜希子さんごめんなさい。実は私、嘘をついていたんです」 良彦「どういうことですか?」 マナ「実は私、アヤヤに似てるなんて、言われたことないんです」 良彦(…え?) 少し戸惑いながら、メールの続きを読んでいく。 マナ「それだけじゃないんです。私実は32才なんです」 良彦(…え?年上じゃないか) 良彦はパソコンを打ってる太ったオバサンを想像しながら、更にメールの続きを読んでいく。 マナ「本当にごめんなさい。しかも私、男なんです」 良彦(…なっ…!!) 良彦は太ったオタクを想像しながら、恐る恐る返事を返す。 良彦「なんでそんな嘘をついたんですか?」 マナ「ごめんなさい。本当にごめんなさい。じつは僕あなたの事を見たことあるんです。それで、あなたの事を好きになってしまったんです。 もしよろしかったら、一度僕と会ってくれませんか?」 良彦(ふ…ふざけるな!!) 良彦は怒りを込めて返事を返す。 良彦「ふざけないでください!嘘をついていたくせに会ってくださいなんて図々しいです!もう二度とメールしないでください!」 そうして、この毎日のメールのやりとりは終わりを迎えた。 はずだった…
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