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次の日の朝。
良彦が朝食を作り、他の家事をしていると。
亜希子「あなた?ちょっといい?」
良彦「な、なんだ?」
亜希子「最近、誰かにつけられてる気がするのよ。あなた駅まで送り迎えしてくれない?」
良彦(…あいつか?)
良彦「あ、あぁわかった」
亜希子「お願いね。じゃあそろそろ送ってってくれる?」
良彦「あぁ、準備してくるから少し待っててくれ」
そう言い支度を済ませ、二人は車に乗り込んだ。
駅に向かう途中
亜希子「久しぶりね。二人で車に乗るなんて」
良彦「そういえばそうだな」
亜希子「ふふ。今度どこかドライブでも行きましょっか」
良彦「たまには良いな。でもお前仕事休めるのか?」
亜希子「そういう時のために『有休』があるのよ」
良彦「はは。そうだな。じゃあ今度行こうか」
亜希子「えぇ。楽しみにしてるわね」
二人の距離が少し縮んだのかも知れない。
だが…
これは…
束の間の幸せだった。
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