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   重い、体を持ち上げようと  うつ向いた顔と  長く伸びきった前髪を  迷惑そうなふりをして  静かに上げた      いつのまにか  海の底まで落ちていたらしい    思考の断片が  気持ち良さそうに  浮遊している。      連れて帰るつもりは全く無い。      私は足早にその場を離れた    
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