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あまりのクサさに堪え忍んでいると、父ちゃんが車で迎えにきた。
おれが日本を飛び出す前と何も変わらない車で…
この車、懐かしいな。
日本を飛び出したのが2日前じゃ変わるわけないな、と思うと懐かしくもなくなった。
家に着いた。
母ちゃんが飯の準備をしている…。
きゅうりの浅漬け、味噌汁、肉じゃが…。
質素な昼ご飯だが、いただくことにする。
母ちゃんが口を開いた…
このきゅうり、超高級なきゅうりなんだってー!隣の田中さんが安く売ってくれたのよー
と言った。
いくら?と聞くと
9万円…。
…
きゅうりを噛み締めながらうなずく父、
自慢げな母ちゃん、
思わず箸を落としたおれ…
お茶目な母ちゃんプライスレス…
そして夜が更ける
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