帰国

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「神藤君はどこから転校して来たの?」 「俺か?・・・アメリカだけど?」 隣を見ると夏鈴が驚いているようだった。 その理由が判らない紅弥は何も言えない。 「・・・・・すごい。神藤君って帰国子女なんだ!?」 夏鈴の勢いに押され気味の紅弥は歯切れ悪く答える。 「まぁ、そういうことに・・・なるかな?」 話しているうちに職員室の前に着いた。 「あ!職員室はここだよ。」 「ありがとう♪」 夏鈴から解放されて少しホッとした紅弥。 「また後で話聞かせてね~♪」 そう言って夏鈴は去って行った。
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