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涼宮ハルヒの蹴球
見事なまでのスマイルで言い放ったハルヒ。
「おいおい、先週野球やったばかりじゃねーか。なんでまたこんなことを…」
「いいじゃない!!こんなときは外でスポーツする方が気持ちいいのよ!」
普段はあんな性格のくせしてこういう時ばっかまともなこと言いやがる。
「例えやるとしても、サッカーとアメフトは最低でも11人いなきゃできんスポーツだ。野球でもギリギリだったのにどうするつもりだ。」
「適当にあたればいいのよ。誰でもいいの!!」
これを真面目にいってるのがコイツの恐ろしいところだ。世の中にこんなこと言うヤツいるだろうか?
「私はサッカーがやりたいわね♪アメフトはよくわかんないし…うん!サッカーにしましょ!!」
自分から勝手に話しといて勝手に決めるな。団員に意見を聞くとかしろよ!。
「僕はいいと思いますよ」
と言ったのは古泉一樹。コイツに笑顔で言われると無性に腹がたってくる。しかしコイツは普通の人じゃない。所謂超能力者だ…まぁスプーン曲げとかできるとかそういう超能力とは違うが……
「お前もたまには反対しろよ、賛成ばかりしやがって」
「いいじゃないですか…先週の野球大会での事をお忘れですか?涼宮さんを退屈にしておけばまたあの神人が暴れだすんです。そうなれば世界は崩壊するんですよ。」
あぁ、神人ってのはハルヒが作りだしたものだ。閉鎖空間という現実世界とは違う世界の中で暴れて破壊してく恐ろしいヤツだ。オレは二度見たが、もう見たくはない。
「まぁそっちの方が確かに面倒だな。」
そりゃ世界が崩壊するのとサッカーをやるのとじゃ誰だってサッカーの方をとるだろう。
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