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「生き返る!?
そんなことできんのか!!?」
「はい
何分あなたは特別なんです」
「特別……?」
「寿命が来てないのにこちらの手違いで死んでしまったんです(笑)」
2・3秒の間が空き、剛が叫んだ。
「笑えるかァァァァァ!!!」
「まぁまぁ落ち着いて
あっ間違えた 餅ついて」
「何でわざわざ腹立つ誤変換してんだよ!!
誤変換でもねぇし!!
何言ってんだ俺!!」
「グダグダじゃないすかププッ」
「もう一回殺すぞ死神!!!」
「お言葉ですが私死んでませんから!!!」
この死神、皮膚がないせいでひどく表情が分かりづらいが、この時の剛には何だか怒っているように見えた。
どうやら髑髏だから死んでると思われるのは気にくわないらしい。
剛はあまりにもホラーな外見で怒っている骸骨に恐れを感じ、謝ってしまった。
「わ……わりぃ」
「え~話を戻しますが」
生前誰にも謝ったことのない剛が謝ったというのに、死神は何事もなかったかのようにスルーした。
やっぱコイツうぜぇ……
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