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急に気味が悪くなり、怖くなってきた。
足早にその場を離れ、駅に向かって歩き始めた。
駅の構内でも、列車を待っている間も、辺りが気になり仕方がなかった。
また奇妙な人が現れるのではないかと思い、列車の中では、なるべく人を見ないように窓際に立ち、外の景色を眺めていた。
しかし、どうにも後ろに変な気配を感じ、振り返らずにはいられない衝動にかられた。
覚悟を決めて、振り返るとそこには小学生位の男の子が1人、体育座りをしていた。
男の子はまったく動かずにいた。
しばらく見ていたが、ピクリとも動く事がなかった。
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