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「晴香~♪!!」興奮気味の和也が廊下を走って来る。
「うるさい!!何?どうしたの??」内心犬みたいに寄って来る和也がちょっと嬉しかったり…
「今さめちゃ可愛い子に呼び出されてさ♪」
「はいはい…それで?」
嫌な予感…
「告白された♪」
「…で?…返事は?」
「もちろんOKした!可愛い子だったしさ♪念願の彼女ができて俺めちゃ幸せもんだね~!!」
「…そう。よかったじゃん!」予感的中か…
「おう!お前も早くいい奴見つけろよ♪今日から俺彼女と帰るからまたな!!」ああ…今のは言われたくないセリフだわ。
「…うん。お幸せに♪」
「おうっ♪!!じゃあな☆」嬉しそうに走って行く背中が遠くなっていく…
呼び止めたい!!…けど今さらどうにもできない。だって和也はもう違う子のものなんだから…
「晴香…大丈夫か?」
2人が心配そうに肩を支えてくれている…
「…沙耶…朋美。ははっ私告白する前に失恋しちゃったみたい!てか最初から眼中になかったみたいだし、私ひとりバカみたい!」
「うちらの前でまで無理して笑顔作るなよ!!」
「全然バカじゃないよ!!
」
「2人とも…ぅっうぇ~ん!!!!」
「思いっきり泣け!!で今日はあいつの事は忘れてカラオケしまくるぞ!!!」「そうだよ!!私も今日は一晩中付き合うからね♪」
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