夢よりリアルな

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「あなたは蛇みたいね」 華奢な見た目からは想像つかない程の強気な口調で言われ、 多分、さっきまで吸い込まれていきそうだった目は 真ん丸になって彼女を見つめているんだと思う。 端正な顔立ちだ。 女学生がもう一度、口を開く。 「蛇よ、ヘ・ビ!」 こちらは何も喋ってないというのに 彼女はまた口を開く。 「どこへ行きたかったの?」 「わからない」
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