悪夢の始まり

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自分の下駄箱について 靴に履き替える為に下駄箱から靴を取ろうと思って 見たら異変に気が付いた。 “私の 靴がない…” 呆然と立ち尽くす私に 繭は気が付いた。 「早苗?どうしたの?」 「…なぃ…」 「え?」 「靴がなくなってる…」 繭はびっくりして 私の下駄箱を確認した。 「本当だ…無くなってる…」 「……」 私はパニックになって 泣きかけた。 なんで… なんで… その時 ちょうど クラスメートが来て 声をかけてきた。 「早苗、繭。まだいたん?どないした?」 「早苗の靴が消えたんだけど…」 「まぢ!?早苗…大丈夫?」 そうクラスメートが言ってくれたけど 私の目には涙が今にも溢れそうだった。 「二人共待ってて!!先生呼んでくる!!」 クラスメートはそう言って 走って教室に向かった。 繭は私を抱き締めて 大丈夫②と頭を撫でてくれてた。
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