シド・ヴィシャス

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でも、テレビの演出を受けると言うことは、なかなか映画の仕事ができないということなんでしょう。お金を貯めてまた良い作品を作ってください! <アウトサイダーの恋>  アウトサイダー監督がによるアウトサイダーの恋。だからこそ、「シド・アンド・ナンシー」には、誰もがその題材からは予想する事ができなかった「愛」に満ちていたのだと思うのです。  破滅へと向かうしかなかった「無垢の愛」、自らも一歩間違うと破滅へと向かいかねない「映画への愛」を抱えながら、アレックス・コックスは今日もまた世界のどこかでフィルムを回し続けているのでしょう。 <ポーグス、影武者出演>  この映画の中にセックス・ピストルズのライブ・シーンがありますが、この演奏は実際にはポーグスが行っていたとのことです。(彼らは1984年にデビューしていますので、すでに人気はあったはずです) <ゲイリー・オールドマン>  この映画の主役、ゲイリー・オールドマンはこの後「レオン」の薬中悪徳刑事役など、かつてのデニス・ホッパー的切れる男役として、人気ナンバー1の存在になります。彼にとって、シド役はその原点だったわけです。彼もまた、危ないアウトサイダーを演じる運命にあるようです。
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