きっかけ

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「決めるとは言ってもなぁ~どうやって決めるんだよ…」 魔法学校の資料は約100校 全部目を通すだけでも面倒くさい 「条件つけて削除していけば全部見なくてすむ」 「流石ライル!!で、条件は?」 「そうだな…行ったことのない場所で大きくない所がいいな」 「そうだね。どこ行ってもライル人気者だもんね~」 「人事だと思って…」 パラパラと資料をめくり、どんどん削除していく つまり有名な魔法学校の資料ばかりだと言うことだ 「はぁー…」 俺は思わずため息をついた ―コンコンッ 「はーい」 「失礼します。お茶をお持ちしました」 「ありがとうジード。その辺に置いといて」 「はい」 お茶だけ置いてジードは出ていった 「こうやって見ていくと知ってる地名ばっかりだな。ライルいくつ知らないのあった?」 「5つ」 「少なっ!!こっちは7つ」 たいして変わらないじゃないか… 「じゃぁ12の中から選べばいいな」 「いっそのこと番号つけてくじ引きしようよ」 「そうだな。たまにはいいこと言うな」 「いつもでしょ!」 エリオルが言った通りに適当に番号をつけ、ぐじ引きを作った
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