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翌日
今日は珍しくいつも起きる時間より遅かった
昨日たくさん歩いたからなぁ
てきぱきと準備をして外へ出た
「おはよう、ハク。今日は時間がないからもう行くね」
そう言って魔法陣に乗り、学校へ向かった
「おはよう」
「おはよう、ルリちゃん」
校門でライルとエリオルさんが待っていてくれた
「おはようございます」
「じゃぁ行こうか」
私たちは教室に向かった
実技学校に通うようになってからまだ2日目
相変わらず大きなヒソヒソ話があちこちから聞こえてくる
「あれ?ルリちゃんブレスレットなんてしてた?」
「昨日ユノさんから頂いて…」
「姉さんにこんなセンスがあったのか…似合ってるよ」
「ありがとうございます」
いったい普段はどんなセンスなのだろうか
………あれ?
エリオルさんに言われてもライルの時のように熱くならない…
「ユノさんまた旅に出ちゃうんですか?」
「そうみたい。また一緒に遊びたいって言ってたよ」
「私もです。帰ってきたら教えて下さいね」
「もちろん」
私たちは昨日の話をしながら教室にたどり着いた
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