晴天の霹靂

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ヘリ部隊がゴジラ攻撃を続けている中、対策本部に園崎官房長官が戻ってきた。  「官房長官!?どうなされたのですか?」    権藤の疑問ももっともである。園崎官房長官は1人ではなく以前対策会議の席に現れた米軍のニック大佐とその部下を引き連れてやって来たのである。    「官房長官。どういう事だね。外務省も通さずに。君の独断かね?」   温厚な性格の平田総理もいささか語調を強めて問いかける。    「非常時故このような事をしてしまいまして申し訳ありません。」    園崎官房長官はそう前置きすると説明を始めた。  今回のゴジラ迎撃作戦の失敗から日本の自衛隊だけではゴジラ撃退を不可能と判断、米軍を参戦させ日米両軍によるゴジラ撃滅作戦を展開するといった驚くべき内容であった。
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