暴挙

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最悪の事態に向け進む現状に対策本部でも皆苛立ちの表情である。    「総理、アメリカ国防総省より緊急連絡が入りました!」    先ほどまで連絡の為動いていた外務大臣が顔色を変えて戻ってきた。  米国務長官と話をする平田総理だが徐々に顔色が変わっていき態度には表さないが怒りに震えていた。    アメリカ側からも今回の戦闘機による攻撃は命令を下しておらず状況がつかめていなかったのだ。    つまり今回の米軍機による攻撃はニック大佐による独断行動でありアメリカ本国は全く関与していない事が判明したのだ。    直ぐ様警察庁はニック大佐の身柄を確保する為に捜査員を出動させた。  そして平田総理はニック大佐と常に行動を共にし日米共同作戦を提言した園崎官房長官の元に向かった。
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