長沢 玲  

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教室を出ると葉月のとこのカップルが壁に寄り添いお話中。     玲「おはよ♪朝から熱いねお二人さーん。」     カップルにもキャラがある。 からかわれる所や誰も寄せ付けないとこ。 そんなとこも配慮して声をかける。     玲「赤西おはよー。朝から坊主が眩しいのなんの。」     アタシが言えばみんなも笑う。赤西はいじられだし。   にしても1年の時のアタシはどうしてこんな面倒くさいことしてきたんだろう。   そんな事をしながらも2年の廊下の一番奥まで走る。   たどり着いた所にあるのはアタシの宝。     玲「~~♪」     ガシャン。 出てきたそれはあたしの喉を潤す。     「玲またミルクティー飲んでるし(笑)」     玲「ミルクティーなめんなよ!」     アタシが学校で唯一とも言える幸せに浸っている時に話しかけないで欲しい。   でもそんな事言ったらアタシが高校に入って1年半築き上げてきたものが全て崩れ落ちる。   はっきり言うとアタシは舞や歩実、柚木。それにさっきから話し回ってた時の相手。 みーーんな。 全員……友達とは思ってない。   友情は何よりの宝って誰かが言ってたけどどうせ一瞬のつき合い。   そんなのどうでも良いと思うしね。     「玲ー!ノートプリーズ♪」     玲「机にあるー。」     それに女子高生って意味不明な行動しかしないと思う。  
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