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それからというもの… 俺と祥穂子は暇さえあれば一緒にいた… 祭りにも行ったし、 カラオケ行ったり、 プリクラ撮ったり、 君未子と一緒に俺の家に来て遊んだり、 俺はすっごく嬉しくて幸せだった。 毎日が楽しくて仕方なかった。 祥穂子は自慢の彼女だった。 可愛いし、素直に気持ちをぶつけてくる。 手放したくない… 日に日にその気持ちが大きくなっていった。 でも、俺はどうしていいのか分からなかった。 嫌われたくないって言うのが一番先に出てきて、そのおかげであんまり思ったことを口に出来ないでいた。
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