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フゥ~ っとため息をついて、 さっきまで俺の身に起きた出来事を思い返した… 祥穂子の浮気… それが頭から離れない… 有頂天になっていた俺はいっきに底の見えない穴へと突き落とされた感覚を覚えた… 憧れだった女性が彼女となり、考えるだけでもニヤける毎日を過ごしていた… そんな自分が舞い上がり過ぎていたことに気付いたのだ… そして、そのことだけを誇りに思っていたため、大切なことを見逃していた。 祥穂子のことを見ることができなかったのだ… 祥穂子は恋人として接してくれていたと思うが、 俺はと言うと姫と執事のような付き合いをしていたような気がすることに気付く。 一緒に歩いて行くじゃなくて、 彼女について行く… っとなっていたのだろう。 そんな俺を今さら後悔するのであった…
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