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そして…
いろんなことを考え過ぎていたせいか、
いつの間にか俺は、
涙を流していた…
できればあの時に戻って
『行くな…』
って言いたい…
過ぎた時間は戻らないけど、
分かったと認める言葉しか言えなかったあの時の自分が
とても情けなくて…
悔しくて…
どうしようもなくて…
ただ泣くことしかできなかった…
でも、
祥穂子を離したくない…
その気持ちだけが胸の中で、
頭の中で浮かんで離れない…
そうしている内に…
いつしか夜は明けて行った…
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