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音がする方に目を向けるとうつ向きながら祥穂子が教室へと入って来た…
隆『おはよう…』
祥『うん…』
きまづい空気が辺りを包む…
それを打ち破るべく俺は言った。
隆『昨日のことやけど、祥穂子は俺と別れたいの?』
と聞くと少ししてから
祥『別れたくない…』
っと言った。
隆『俺…付き合ったときも言った通り…
祥穂子は俺にとっては手に届かない存在だったから告白してくれて付き合うことになって
それから夢のような毎日が続いていた…』
っと俺は祥穂子に今の俺の気持ちを語った。
付き合っているだけで嬉しかったこと…
側にいてくれるだけで幸せだったこと…
嫌われたくないから言えなかったこと…
浮気したって言われて俺のせいでそうなったと思ったこと…
浮気したって聞いたから祥穂子の大切さに気付いたこと…
祥穂子を手離したくないこと…
全てを祥穂子に伝えた。
それを祥穂子は黙って聞いていた。
隆『…だから、もう2度としないって約束してくれるならもう一回お互い一からやり直そう‼』
っと伝えた。
祥『うん…。ゴメンね…』
祥穂子はそう言って近づいてきた。
俺は祥穂子を優しく抱きしめた…
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