第 1 章

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レストランで昼食を済ませた僕たち。 さてまた過酷な悪夢の後半戦がスタートです。 「さて次はどれ乗ろっか」 「食休みをしませんか?」 おっと先手を切ったのみう選手! ゆき選手は出遅れた模様!!後から追い返しに期待です。 「つべこべ言わないの!まだ若いでしょ?」 「食べたばっかだから戻ってくるって」 「じゃぁ戻ってこないのにすればいいでしょ?」 みう選手の強烈なカウンターが炸裂! おっと、ゆき選手立てないか? 立てないー!! みう選手強い!強過ぎる!! はい、すみません。 こんな感じで押されました。追い返しなんかさせてくれなかったです。 むしろ攻撃にダメージがあったのか不思議なくらいです。 完全に敗北した僕は、みうに連れられて、あちらこちらと次々とアトラクションへ。 「腕が千切れるって」 「そんな簡単に千切れないから大丈夫」 「いや、ものの例えで…」 「ほらっ次行くよー」 まさに子供みたい。 そんな子供みたいなみうは、僕を引っ張りながら、お化け屋敷へと向かった。 「お化け屋敷かー…」 「お、苦手?」 「ちょっっとね」 「また嘘だろ」 「嘘じゃないって。絶叫もあまり好きじゃないだけ」 「だと良いけど…」 しかしここへきて初めて、立場が逆転する。  
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