Prologue

2/3
7人が本棚に入れています
本棚に追加
/18ページ
ある冬の1月22日… ある男の子と女の子。 互いを好きになり、付き合うことになった日。 男の子の名前はゆき。 鈍感で天然。 そして、わがまま。 女の子の名前はみゆ。 寂しがり屋で自分の気持ちを素直に言えない。 そんな二人だけど… いや、そんな二人だから互いを愛し合った。 そして、そんな二人だから見た夢がある。 これは、ごく普通な、ありきたりな二人の幸せで甘い夢物語。 最初で最後のたくさんの思い出。 ねぇ…今、君の側にいる大切な人、愛する人。 その人が君の側にいることが"当然"だと思わないで? それは"運命"であって"当然"なんかじゃないんだ。 今の君に聞きたいんだ。 君の大切な人、愛する人。 その人に『願うこと』って何? 今思ったその答えを忘れないで。 僕が最後にまた聞くから。 そうだ、『僕の願うこと』はね…………――――  
/18ページ

最初のコメントを投稿しよう!