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「俺、みゆのことが好きなのかも。良かったら付き合ってみない?」
「いいよ」
「へ?まじ!?」
「嫌なの?」
「いやそんなことはないって。びっくりしたから」
「ならゆきは今日から私の彼氏だね♪」
「よろしく。俺の彼女さん」
「照れるじゃん。そうだ!せっかくだから明日……」
ピピピピピ………
「うるせぇ…」
目覚しの音が鳴り響く中、ある男の子がまだおやすみ中。
けれど、目覚しは容赦なくその音を鳴らす。
「うるせぇって…何で目覚し鳴ってんだよ」
仕方なしに目覚しを止める。
寝起きはいつも悪く、その上目覚しに起こされ更に不機嫌。
この寝起きが不機嫌な男が僕。
名前はゆき。
今日は休日。
そう思いつつも、一応時計を睨み時間を確認する。
時刻はちょうど9時。
「9時か…まだ寝れ……」
その瞬間僕の脳裏にある言葉がよみがえる。
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